はじめに|なぜ初任者はあわててしまうのか?
4月、教員としての第一歩を踏み出したあなた。新しい教室、新しい子どもたち、授業に行事、そして保護者対応…。
どれもが初めてで、気がつけば「もうあれもしなきゃ」「これも伝えないと」と頭の中がフル回転ではないでしょうか。
そんな日々の中で、「私、本当に大丈夫かな…」と焦りや不安を感じている方も多いと思います。
でも、大丈夫です。
あわてない。ゆっくりでいいんです。
今回は、元教師としての経験から、**初任者の先生が「焦らず成長していくためのヒント」**をお伝えします。
【経験談】私もそうでした。初任者の頃は焦りの連続
私も初任の頃は、毎日が必死でした。
- 子どもたちに伝えたいことがうまく言えない
- 書類の締切に追われて余裕がない
- 授業が思ったように進まない
- 他の先生がすごく見えて、自分だけがダメに思える
そんな自分に**「なんでこんなこともできないの?」と責めてばかり**でした。
でも、そんな私にもある日気づきがありました。
🌱「あわてないで大丈夫」と言える3つの理由
✅①仕事は“目の前の子ども”に集中すればうまくいく
やるべき仕事が多すぎると、つい全体を見ようとしてパニックになります。
でも、**本当に大切なのは「目の前の子ども」**です。
✨朝、元気に挨拶してくれた
✨困っている様子を見せた
✨小さな成長を見せた
そんな一つひとつに気づき、**「今、目の前にいる子どもに向き合う」**ことが、結果的に一番の近道なんです。
✅②2学期からでも、来年からでも大丈夫
「今、完璧にやらなきゃ」と思っていませんか?
でも、それは長く教員を続ける上で大きな落とし穴になります。
🔹授業の準備
🔹学級経営
🔹子どもとの関係づくり
どれも一年目にすべて完成させる必要はありません。
2学期からでもいいし、来年からでもいいんです。
焦らず、自分のペースで取り組めば、それが子どもにも良い影響を与えます。
✅③今バリバリの先輩も1年目はできてなかった
今、職員室にいる先輩の先生たち。
すごく仕事ができて、子どもたちにも信頼されているように見えますよね。
でも、聞いてみてください。
「1年目どうでした?」と。
きっとほとんどの先生が「全然できなかったよ〜」と笑って答えるはずです。
🌸今うまくいっている先生も、スタートラインはあなたと同じだった。
だから、自分だけが劣っているなんて思わなくて大丈夫です。
🌸まずは“心の余裕”をつくろう。焦りとの向き合い方
焦る気持ちをそのままにしておくと、心が疲れてしまいます。
だからこそ、**「余裕をつくる習慣」**を意識してみましょう。
🔸帰宅後は仕事のことを一度忘れる
🔸スマホやノートに“嬉しかったこと”を1つメモ
🔸「今日も頑張った」と自分に声をかける
ほんの少しの行動で、心に余裕が生まれます。
そしてその余裕は、子どもにも伝わり、教室にやさしい空気が流れはじめるんです。
まとめ|あわてない。ゆっくりで大丈夫
最後にもう一度伝えたい言葉があります。
👉 あわてない。あわてない。ゆっくりでいい。
✅目の前の子どもに集中すれば大丈夫
✅2学期からでも、来年からでも大丈夫
✅今できなくても、ゆっくり成長すればいい
先生の人生も、子どもたちの未来も、「今この瞬間」で決まるわけではありません。
🌸焦らず、ゆっくり、あなたのペースで進んでくださいね。
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