はじめに|「楽しい=OK」ではない!学校現場で大切なこと
新しく教師としてスタートを切ったみなさん、まず最初にお伝えしたいことがあります。
それは、**学校現場において最も優先すべきは「安全確保」**だということです。
子どもたちが休み時間に無邪気に遊んでいたり、体育の授業で大盛り上がりしていたりすると、「楽しそうでいいな」と感じることがあるかもしれません。
しかし、「楽しんでいる」=「何をしても許される」というわけではありません。
学校はあくまで「教育活動」の場です。
たとえ盛り上がっていても、危険なふざけを見逃すことは絶対にしてはいけないのです。
この意識を持つかどうかが、教師としての第一歩を大きく左右します。
✅なぜ学校現場では「安全確保」が最優先なのか?
学校において、どんな活動にも最優先されるべきもの、それが**「子どもたちの安全」**です。
どんなに素晴らしい授業をしても、どれだけ楽しい行事を企画しても、事故やケガが起きてしまえばすべて台無しです。
特に、休み時間や体育の授業では、子どもたちのテンションも高くなり、ちょっとしたふざけやふわっとした油断が、重大事故につながるリスクをはらんでいます。
また、教師は「子どもたちの最後のブレーキ役」でなければなりません。
「盛り上がっているから注意しにくい」
「空気を壊したくない」
そんな気持ちは痛いほど分かります。
でも、そこでブレーキをかけられるかどうかがプロとしての第一歩なのです。
✅「楽しむ」と「ふざける」の違いを見極めよう
「楽しむこと」と「ふざけること」は全く違います。
子どもたちは純粋な遊びの延長で、どんどんテンションが上がっていきます。
はじめは笑っていられるような軽いものでも、次第にコントロールが利かなくなり、危険な行動に発展することも珍しくありません。
例えば、
- 廊下を走り回る
- 友達を押したり引っ張ったりする
- 禁止エリアでボールを投げ合ってふざける
こうした行動は、たとえ本人たちに悪気がなくても、一瞬で事故につながる危険性を含んでいます。
だからこそ、教師であるあなたは、「楽しんでいるだけだから」と油断せず、冷静に子どもたちの様子を観察してください。
✅ 「これはふざけに入っているな」と思ったら、即ストップが鉄則です!
✅ふざけを見つけたらすぐに活動を止める勇気を持とう
初任者のころは、活動を止めることに対して強い抵抗感を覚えるかもしれません。
「今、いい雰囲気なのに…」
「みんな楽しんでいるのに水を差してしまう…」
そう思うのは自然なことです。
しかし、盛り上がりや空気よりも大事なのは子どもたちの命と安全です。
もしふざけた行動を見つけたら、躊躇せずに活動をストップしてください。
そして、
- 何が危険だったのか
- なぜ止めたのか を、子どもたちにしっかりと伝えることが大切です。
その一つ一つが、子どもたちの「自分たちで安全を守る意識」につながっていきます。
✅ 「空気を壊してしまう」という不安は、一歩踏み出すための成長のチャンスととらえましょう!
✅指導に自信を持つために知っておきたいこと
初任者の頃は、何をやっても「これでいいのかな?」と不安になるものです。
でも、安心してください。
✅ あなたが「これは危ない」と感じた感覚は、正しいです。
ベテランの先生たちも、最初は同じように悩みながら経験を積んできました。
そして一つ確実に言えることは、
学校のすべての活動は教育活動である
ということ。
遊びも、体育も、行事も、全部が「教育」の一環です。
だからこそ、ふざけに対して毅然と注意することは、教師として当然の行動なのです。
また、注意するときは叱り飛ばす必要はありません。
「安全に楽しく活動するために、先生は今止めたんだよ」
と、子どもたちに理由を伝えるだけでOKです。
子どもたちは、あなたのまっすぐな言葉をちゃんと受け止めてくれますよ。
まとめ|「安全確保」こそ教師の第一歩
学校現場で最も大切なことは、子どもたちの安全を守ることです。
休み時間や体育の授業で、どんなに楽しい雰囲気になっていても、ふざけを見つけたらすぐに止める勇気を持ちましょう。
✅ 空気を壊してもいい
✅ 盛り上がりを止めてもいい
✅ 子どもたちを守るためなら、迷わず行動しよう
あなたが子どもたちの命を守る一番の盾になります。
自分の感覚を信じて、自信を持って行動してくださいね!
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