はじめに|発問のあと、すぐに子どもを指名していませんか?
初めて授業をする初任者の先生たちは、どうしても緊張してしまいがち。
授業中、子どもたちに「どう思いますか?」と質問を投げかけた後、すぐに「じゃあ、Aくん!」と指名してしまうこと、ありませんか?
でも実は、発問のあとに考える時間を取ることが、授業を大きく変えるカギなんです。
この記事では、元教師の経験をもとに、
✅ なぜ考える時間が必要なのか
✅ ありがちなミスとその影響
✅ 考える時間を取る具体的なコツ
を詳しくお伝えします!
読み終わるころには、きっと明日からの授業がもっと楽しくなりますよ!✨
【なぜ考える時間が必要なのか?】初任者が知っておくべき授業の基本
発問をしたあとは、子どもが自分の考えをまとめる時間が必要です。
これは単に答えを導き出すためだけではありません。
🧠「自分はどう思ったのか」「なぜそう考えたのか」
こうした思考を深める時間を与えることで、
子どもたちの思考力や表現力が育ちます。
もし時間を与えずにすぐ指名してしまうと、
「当てられた人だけが考える授業」になり、
その他の子どもたちは**「どうせ自分は当たらない」と受け身になってしまいます。**
これはとてももったいないことです。
すべての子どもに「自分の考えを持つ」習慣を育てるためにも、発問のあとは必ず考える時間を取りましょう!
【よくあるミス】発問直後に当てるとどうなる?
初心者の先生にありがちなミスが、
発問の直後に間髪入れずに指名してしまうことです。
たとえば、
「このとき、どう思いますか?……じゃあ、Aくん!」
という流れ。これ、よく見かけますよね。
この方法だと、
🛑 子どもたちに「考える間」がありません。
そして、当てられた子だけが必死に答えようとし、
その他の子たちは「自分に関係ない」と思ってしまうのです。
結果、
- 思考が深まらない
- 活発な意見交換が起きない
- 授業全体が静まりかえる
という悪循環に陥ってしまいます。
授業を活性化させたいなら、「考える時間」は絶対に必要です!
【元教師が伝授】考える時間をとるコツ3選
では、どうすればうまく考える時間を取れるのでしょうか?
ここでは、すぐに実践できる3つの方法を紹介します!✅
✅【ノートに自分の考えを書く時間をあたえる】
発問のあと、
「じゃあまず、自分の考えをノートにメモしてみよう!」
と声をかけます。
書くことで、思考が整理され、アウトプットしやすくなります。✍️
目安は30秒〜1分程度。長すぎず、短すぎずがポイントです!
✅【隣の人と話し合わせる(ペアトーク)】
「まず隣の人と意見を交換してみよう!」
と促してみましょう。
話すことで自分の考えが言語化され、
自信を持って発表できるようになります。👫
また、シャイな子どもも、ペアなら話しやすいので、授業全体の雰囲気が温まります!
✅【「1分後に聞くよ」と宣言する】
発問した後、
「今から1分考えてね。そのあと発表を聞きます!」
と宣言します。
こうすることで、
子どもたちは「考える時間がある」と安心して思考に集中できます。⏰
時間を区切ることで、だらだらせずにメリハリのある授業にもつながります!
【まとめ】考える時間をとるだけで授業は変わる!
発問のあとは、間を取ろう。
たったこれだけの意識で、
子どもたちの反応がぐっと良くなり、授業の雰囲気も変わります。✨
- 子どもたちが自分の意見を持つ
- 活発なやり取りが生まれる
- 思考力・発信力が育つ
いいことづくしです!
焦らず、子どもたちに「考える時間」というプレゼントを渡しましょう🎁
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