クラスの規律を守る！勇気をもってやり直しをさせる指導法

1. クラスの規律が乱れるとどうなる？

学級経営において、最初にクラスの規律をしっかりと確立することは非常に重要です。「まあいいか」の積み重ねが、クラスの崩壊につながることを多くの教師が経験しています。

だからこそ、「やり直し」を徹底することが大切なのです。

「注意するだけでは改善しない」と感じたことはありませんか？

子供たちに本当にルールを身につけさせるには、やり直しをさせることが最も効果的です。

✅ クラスの雰囲気が引き締まる
✅ 子供たちがルールの大切さを学ぶ
✅ 教師の指示が通りやすくなる
✅ 自主的にルールを守るようになる

特に、「許せない場面は譲らない」ことが重要です。一度でも「まあいいか」と流してしまうと、子供たちは「これくらいなら大丈夫」と考えるようになります。

教師が一貫して「ルールを守るべきだ」と示し続けることで、子供たちの意識が変わります。その結果、子供たちは自主的に行動し、規律が自然と守られるようになります。

実際に「やり直し」を徹底すべき具体的な場面を紹介します。

廊下に整列する際、ざわざわしていたり、ひそひそ話しているようなら、席に戻って最初からやり直しをさせることが重要です。

ポイント
- 一度しっかり座り直し、整列のルールを再確認。
- 静かに並べるまで何度でも繰り返す。
- 毎回徹底することで、「静かに並ぶのが当たり前」に。

発言のルールを守らない子が増えてきたら、最初からルールを確認してやり直しを行いましょう。

ポイント
- 手を挙げずに話し出す子がいれば、一旦授業を止める。
- 「手を挙げて話す」ことの重要性を伝え、やり直し。
- ルールが定着すれば、スムーズな授業進行が可能に。

掃除の時間にダラダラしている子がいたら、途中で中断し、「きちんと掃除をするとはどういうことか？」を話し合った上でやり直しをさせましょう。

ポイント
- 適当に掃除をすることがクラス全体にどんな影響を与えるかを考えさせる。
- もう一度役割分担を確認し、しっかり取り組ませる。
- だらけた雰囲気を許さないことで、全員が真剣に掃除に取り組むようになる。

やり直しを指導する際に、気をつけるべきポイントを押さえておきましょう。

⚠ 感情的にならず、冷静に対応する
⚠ 子供たちに「なぜやり直すのか？」を考えさせる
⚠ 例外をつくらない。「今回は仕方ない」を許さない
⚠ 一貫性をもって指導し、ブレない姿勢を見せる

また、「やり直し」を嫌がる子供への対応も重要です。

やり直しをポジティブに捉えさせる工夫をする
「できるまでやり直すのではなく、できるようになるまで練習しているんだよ」と伝えると、子供たちは前向きに取り組めます。
できたときにしっかり褒める
「静かに並べたね！これができると気持ちがいいね」と声をかけることで、良い行動を強化できます。

クラスの雰囲気を整えるためには、教師が譲れない部分をしっかり守ることが、子供たちの成長につながります。

教師が強い意志を持ち、ブレない指導を行えば、子供たちはルールの大切さを理解し、守るようになります。勇気を持って、やり直しを徹底しましょう！