“なんとなく”の約束が信頼を壊す?
🌱初めて担任を持ったあなたへ。毎日が緊張の連続で、授業や保護者対応、提出物の管理など、頭がいっぱいになる日々ですよね。
そんな中、子どもから言われる「先生、一緒に遊ぼう!」「先生、〇〇しよう!」という声。忙しい中でも、つい**「いいよ」**と返してしまうこと、ありませんか?
でも、その“なんとなく”した返事が、子どもの心にとってはとても大きな約束だということ、忘れていませんか?
なぜ子どもとの約束は絶対に守るべきなのか
👧子どもにとって、**先生との約束は「特別な約束」**です。
大人にとっては小さなことであっても、子どもにとっては一日中楽しみにしているイベントなんです。
例えばこんなやり取り。
👦「先生、昼休みに鬼ごっこしよう!」👩🏫「いいよ、昼休みにやろう!」
大人は授業準備や校務に追われてすっかり忘れてしまった…。
しかし、子どもはチャイムが鳴る前から心をワクワクさせて待っているのです。
その約束が果たされなかった瞬間、子どもは深く傷つきます。
「先生、言ったのに…」「忘れられてた…」
この失望は、一気に信頼を失う原因になります。
実際にあったエピソード:鬼ごっこの約束
私が初任のころ、まさにこの体験をしました。
ある日、子どもに「先生、一緒に鬼ごっこしよう!」と言われ、「いいよ、昼休みにしよう!」と返しました。でも、午前中の授業の対応に追われ、昼休みになってもその約束を思い出せなかったんです。
その日の帰り、ぽつんとした表情の子どもが「先生、約束…覚えてた?」とぽつり。
❌その一言が胸に刺さり、私は深く反省しました。
それから私は、どんな小さな約束も絶対に守ることを自分に誓いました。
信頼を守る教師の行動3選✅
✨約束を忘れないために、次のような行動を取り入れることをおすすめします。
✅1. 子どもとの約束はすぐメモ!
付箋や小さなメモ帳を常に持ち歩き、**「〇〇ちゃんと鬼ごっこ」**のように具体的に書きましょう。
✅2. 昼休み前にリマインダーを見る習慣
教室に貼る、職員室の机にメモを貼るなど、視覚的なリマインダーを活用することで忘れにくくなります。
✅3. 実行できたらしっかりリアクション
「約束守れたね!」「一緒に遊べてうれしかった!」と言葉でしっかり伝えることで、子どもとの関係はさらに深まります。
もし約束を守れなかったときは?誠実なフォローが鍵
🙇♀️どうしてもやむを得ず約束を果たせなかった時もありますよね。
そんな時には、素直に謝ることが一番大切です。
「ごめんね、先生今日バタバタしてて…。明日、絶対一緒にしよう!今度は約束守るよ。」
この一言があるだけで、子どもは“信じていいんだ”と感じ直してくれるのです。
先生が誠実な対応をしているかどうかを、子どもたちはちゃんと見ています。
約束を守ることで広がる信頼の輪
📈小さな約束を守り続けることで、子どもたちは**「この先生は信じられる」**という感覚を育みます。
すると、悩みや本音を打ち明けてくれるようになり、指導もうまくいきやすくなります。
先生としての影響力は、信頼関係が土台です。
その土台をつくる第一歩が「約束を守る」という、ごくシンプルな行動なのです。
まとめ|信頼は一日では築けない。でも一日で壊れる
🎓初任の先生が抱える日々の忙しさは本当に大変ですが、
**「子どもとの信頼は一番大事な教材」**だと私は思っています。
小さなことに思えても、その約束が子どもの心を支えているかもしれません。
✨まずは今日一日、「子どもとの約束を守る」ことを意識してみませんか?
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