初任者必見!体調不良でも無理しない働き方|元教師が教える“休む勇気”の大切さ

元教師のアドバイス

✅「迷惑をかけたくない」その気持ちが、逆に迷惑になるかもしれません

初任者として学校現場に立つと、どんなに体調が悪くても「自分が休んだら迷惑がかかる」と思ってしまいがちですよね。

  • ✅「授業が進まなくなるのでは…」
  • ✅「学年の他の先生に負担がいくのが心苦しい…」
  • ✅「自分だけ休んで、やる気がないと思われないか心配…」

でも、その“責任感の強さ”が裏目に出てしまうことがあるんです。
実際に私も、初任のころに無理をして出勤し、風邪をこじらせて結局一週間近く休むことになった経験があります。

その時の方が、結果的に周りに迷惑をかけてしまったのです。

教師は子どもたちにとって身近な大人。そんなあなたが無理をして苦しそうにしている姿を見て、子どもはどう感じるでしょうか?

「先生も無理をしてがんばるのが正解なんだ」と学んでしまうかもしれません。
だからこそ“休む勇気”が必要なのです。


😥なぜ初任者ほど無理をしてしまうのか?

学校という職場は、目の前に子どもがいて、日々予定が詰まっているため、「穴を空けてはいけない」と感じやすい職場です。特に初任者はこういったプレッシャーを人一倍強く感じるもの。

初任者が無理をしてしまう理由の例

  • 📌「自分がクラスの責任者だから」
  • 📌「休んだら信用を失いそう」
  • 📌「周りの先生も忙しいのに、頼みづらい」

でも本当にそうでしょうか?
私の経験では、周囲の先生たちは「助けが必要ならいつでも言ってね」と言ってくれる方が多かったです。

そして、休んだことよりも、「無理して出てきて余計に悪くしたこと」に対して心配されました。
つまり、自分が思っているほど「休むことは悪ではない」のです。


⚠️体調不良で無理して出勤するリスクとは?

「多少熱があるくらいなら行ける」「朝はしんどかったけど、午後からは大丈夫かも」
そんな気持ちで無理をすると、次のようなリスクがあります。

❌ 無理な出勤が招く3つのリスク

  1. 子どもたちに病気をうつしてしまう
     → クラス全体が体調を崩すきっかけにもなりかねません。
  2. 判断力・対応力が鈍る
     → ケガやトラブルへの対応が遅れることもあります。
  3. 自分の体調をさらに悪化させる
     → 結果的に長く休まなければならなくなり、授業進度にも大きな影響が出ます。

☝️ これらのリスクを避けるには、「今日は休む」判断を早めにすることが何より大切です。
それが、子どもたちにも、同僚にも、一番の配慮となります。


🤝「人に頼ること」も先生としての大事な力

「頼ることが苦手」な人ほど、教師には向いていないんじゃないか…
そんな風に思ってしまうかもしれません。私もかつてそうでした。

でも今でははっきり言えます。
「助けてください」と言える人ほど、信頼される先生になります。

教師の仕事は一人で完結するものではありません。
学年・教科・保健・事務など、さまざまな職種と連携しながら動いています。
だからこそ、助けてもらったら素直に感謝し、また誰かが困っていたら助ける——これが本来の理想的な職場の姿です。

🟢 助け合いのサイクルが職場の安心感につながる

  • 今、あなたが休んだ分をフォローしてもらったなら
  • 次に誰かが困った時、あなたが全力で助ける

これが信頼関係を築く近道になります。
「頼られる力」と「頼る勇気」、どちらも先生には必要なんです。


🌱「ちゃんと休む」ことが信頼につながる理由

「この先生、ちゃんと休める人だな」と感じると、周りの先生も安心します。
逆に「この人、どんなに体調悪くても出てくる…」という先生には、同僚も「頼っていいのか不安」に感じてしまいます。

👀 他の先生たちは、あなたが思っている以上に“あなたの様子”を見ています。

特に初任者のうちは、周囲に「どういう働き方をする人なのか」を見られている段階です。
だからこそ、「自分を大切にする働き方」=「信頼できる先生」という印象にもつながるのです。


📝まとめ|あなたが元気でいることが、子どもたちのため

最後に、あなたに伝えたいことはひとつです。

「休むこと=迷惑」ではなく、「休まず無理をすること」のほうが迷惑になることもある

初任者だからこそ、遠慮や不安があると思います。
でも、あなたが体調を崩してしまっては、子どもたちの笑顔も守れません。

  • 🔹 しっかり治す
  • 🔹 元気に戻る
  • 🔹 感謝を伝える
  • 🔹 できる範囲でフォローし返す

これだけで十分です。あなたの健康は、職場と子どもたちの笑顔につながっているのです。


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