【元教師が語る】授業が下手でも教室は荒れない|子どもとのかかわり方が学級経営の9割

授業をしていると、こんな不安を感じることはありませんか?

「説明がうまくできなかった…」「子どもたちが集中していなかった…」「あの授業、失敗だったな…」

教師になりたての頃、私も毎日そんな気持ちを抱えていました。でも今、元教師として若い先生たちを見てきて、強く感じることがあります。それは――

✔ 授業が少々うまくなくても、教室は荒れない先生がいる
✔ 逆に、授業技術が高くても、クラスがまとまらない先生がいる

実は、鍵を握っているのは「授業力」ではなく「子どもとのかかわり方」なんです。

教室が荒れる本当の理由

「教室が荒れる=授業がつまらないから」と思われがちです。でも実際はそうとは限りません。荒れたクラスに共通していたのは

❌ 先生が子どもたちを「管理」しようとしすぎている
❌ 子どもが「見られていない」「大切にされていない」と感じている
❌ ミスをしたら叱られるという空気がある

つまり、荒れの根っこにあるのは「安心できない環境」なんです。授業が多少下手でも、子どもが「ここは安心できる」と感じている教室は荒れないんです。

子どもが「この先生は大丈夫」と感じる瞬間

子どもは、先生のことをよく見ています。授業の内容よりも、自分の名前を呼んでくれるか、困ったときに話を聴いてくれるか、失敗しても怒らないでいてくれるか。こういうことを、子どもはちゃんと感じ取っています。

私が初任の頃に似の良かった先生は、授業はお世辞にも上手とは言えませんでした。でもそのクラスはいつも穏やかで、子どもたちが活き活きしていた。理由を聴いたらこう言っていました。

「授業より前に、朝の時間に全員に一言ずつ声をかけることだけは絶対にやってる」たったそれだけのことで、子どもとの関係がまったく変わる。

教室を安定させる5つのかかわり方

✔① 名前を使って話しかける

「はい、みんな注目」ではなく「〇〇さん、どう思う?」名前を呼ばれた子どもは「自分は見られている」と感じます。これを全員に繰り返すことで、クラス全体に「先生は自分のことを気にかけている」という空気が生まれます

✔② 「失敗OK」の空気をつくる

先生自身が失敗したときに「あ、先生間違えた!ごめんね~」と笑顔で言える姿を見せることが大切です。先生が失敗を笑い飛ばせると、子どもも安心して挑戦できるようになります

✔③ 小さなことに気づいて声をかける

「今日、髪型変えた?」「昨日の試合どうだった?」授業と関係ない小さな会話が、実は信頼関係の土台になります。子どもは「先生は自分のことを見てくれている」と感じると、先生の言葉を素直に受け取りやすくなります

✔④ 叱るより「どうしたらよかった?」

問題が起きたとき、叱ることで子どもが学ぶのは「怒られないようにしよう」という回避行動だけ。代わりに「どうしたらよかったと思う?」と問いかけると、子どもは自分で考え始めます。これが穏み重なると、クラス全体の自治力が育っていきます。

✔⑤ 「ありがとう」を惜しまない

子どもが黒板を消してくれた、配布物を配ってくれた、ゴミを拾ってくれた――こういう小さなことに「ありがとう」と言える先生のクラスは、子どもたちも互いに「ありがとう」と言い合えるようになります。かかわり方は、クラスの文化をつくります。

授業が下手でも大丈夫な理由

子どもが大人になったとき、先生のことを「あの授業は面白かった」と覚えていることより、「あの先生はいつも話を聴いてくれた」「困ったとき助けてくれた」「自分のことを信じてくれた」こういうことを覚えていることの方がずっと多いはたです。

授業の技術は経験を穏めば少したいつ上達します。でも信頼関係は、意識しないと築けません。特に若手の先生には、授業力より先にかかわり方を磨いてほしいと、元教師として強く思っています。

まとめ|教室の空気は、かかわり方でつくられる

✔ 教室が荒れる根本は「安心できない環境」にある
✔ 子どもは授業の内容よりも、先生の「かかわり方」を見ている
✔ 名前を呼ぶ・失敗を認める・小さな声かけが信頼の土台になる
✔ 授業力は後から伸びる。かかわり方は今日から変えられる

授業が下手でも、大丈夫です。子どもと誠実に向き合うことができれば、教室は必ず安心できる場所になります。若手の先生がそんな教室をつくれるよう、応援しています。

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