植物の進化の歴史

Q&A

こんにちはぼぼパパです。

前回「金木犀(キンモクセイ)の香りの正体は?」という記事で金木犀の香りの成分について書きました。

調べていくと金木犀の香りの一部の成分は、他の植物も持っていることが分かりました

そこでぼぼパパは思いました。

「共通した成分を持っているってことはご先祖様は同じなのでは!?」

「植物にはどのような進化の歴史があるのだろう?」

そこで今回は、

  • 植物が地球に誕生したのはいつ?
  • 植物の進化
  • ぼぼパパの感想

について紹介します。

興味がある人はぜひ最後まで。

植物が地球に誕生したのはいつ?

地球が誕生して46億年。植物が誕生したのはいつだったのでしょうか。

以前の「生活スタイルを変えた生物」でも触れたのですが、約40億年前に生物は誕生しています。

その10億年後、「光合成」と呼ばれる活動をする菌類が現れました。(光合成は植物が行う有名な活動ですね)

その菌を体に取り込み光合成を行うようになった生物が植物のご先祖様と言われています。

少し話がややこしくなってきましたね・・・

ここまでをまとめましょう。

  • 46億年前【地球誕生】
  • 40億年前【生物誕生】
  • 30億年前【光合成を行う菌類誕生】
  • 27億年前【菌類を取り込んだ植物の誕生】

植物の進化

それでは植物の進化についてまとめていきましょう。

そもそも植物を含め生物は地球のどこで誕生したか知っていますか?

これは聞いたことあるかもしれませんね

どこかわかりますか?

山ですか?

海ですか?

それとも宇宙からやってきた?

正解は

「海」ですよね。

植物は27億年前の海で誕生したのです。

人間が誕生したのは700万年前なので、植物の歴史がいかに長いかがわかりますね。

植物は人類の大先輩なのです。

「大先輩にえいっ」て感じですね笑

藻類の誕生

27億年前に誕生した植物は「藻類」といわれています。

ほ~藻類ね。はいはいはい

となる人は少ないでしょう。

藻類とはなんだ?

藻類で一つ例を挙げるとすれば・・・・

「ワカメ」です。

ワカメはとても原始的で単純な体のつくりをしています。

単純?ってなりますよね。

多くの動物の体が「頭」「体」「足」などなどからできているように、多くの植物の体も「根」「茎」「葉」からできています。

ワカメは「根」「茎」「葉」の区別がないのです。

体に区別がない・・・

そう「カービィ」のように笑

・・・ちょっと分かりにくい例えですね笑

この辺で藻類の特徴をまとめてみます。

  • 根・茎・葉の区別がない
  • 体全部で光合成を行う
  • 体全部から水吸収する(根が無いですからね」
  • 種ではなく胞子で子供をつくる。(胞子はカビやキノコが出すあれです)

藻類は何に進化したのでしょう。

コケ植物の誕生

少し昔話をします。

27億年前から生物が、光合成を行い続けた結果地球上に酸素が増えてきました。

酸素は空の上まで届き、オゾン層を形成しました。

オゾン層が作られたのはおよそ5億年前です。

ちなみにオゾン層は地球に降り注ぐ紫外線を弱めてくれています。

オゾン層ってなんだって人は

「地球を覆うでっかい日焼け止めクリーム」

のようなものって思っていただけたらと思います。

この日焼け止めが地球をぐるっと覆って私たちを紫外線から守ってくれています。

5億年前にオゾン層が作られ、地上の環境がよくなりました。

環境がよくなったら植物はどうしたと思います?

・・・

・・・・

・・・・

ヒントは、海の中にいた植物は太陽の光を求めています。

植物の気持ちになったらわかるかもしれませんね

・・・・

・・・・・

・・・

・・

分かりますか?これは簡単ですね

・・・・

・・・

・・・

植物は太陽を求めて地上に進出し始めたのです。それが「コケ植物」です

しかし海から陸に上がるには大きな2つの問題がありました。

「重力」と「水分の確保」です。

海の中で生活していた生物にとってこの2つの問題はとても過酷な問題でした。

これを克服したというよりかは、耐えることにしました。

コケは重力の影響で背を高くすることができなかったため、地面に這うような姿をしています。

また、乾燥にもあまり強くないため、日陰や水辺で生活しています。

この辺でコケ植物の特徴をまとめてみます。

  • 根・茎・葉の区別がない
  • 体全部で光合成を行う
  • 体全部から水吸収する(根が無いですからね」
  • 種ではなく胞子で子供をつくる。(胞子はカビやキノコが出すあれです)

あれ、藻類と同じ?

いやいや、陸上に上がってきたのは大きな変化ですよ!

コケってすごい!

シダ植物の誕生

太陽を求めて上陸した植物はさらに光を求めてライバルよりも背を伸ばそうと考えました。

今から4.5億年前背を伸ばすことに成功した植物がいました。

「シダ植物」です

しかし、背を伸ばすのには大きな問題があり簡単ではありませんでした。

重力が・・・背が伸ばせない・・・

どうやって重力に耐えて背を伸ばしたかわかりますか?

「あれ」を持ったのです。正確には「あれのようなもの」を持ったのです。

私たち人が持っているあれです。背の高いキリンも、体の小さなネズミも持っています。

あっでもクラゲは持っていませんね。

「あれの正体」もうわかりましたか?

そうです。

シダ植物は「骨(背骨)のようなもの」を持つようになったのです。

その骨のようなものの名前は「維管束」といいます。

維管束とは人で例えると「血管」+「背骨」のようなものです。

栄養や水分を全身に運びつつ、体を支えている。

勉強やスポーツ両方できる出木杉君のように万能な存在ですね。

また、体が大きくなるにともなってそれぞれの部位が意味を持つようになりました。

  • 水や土の栄養を効率よく吸い上げる「根」
  • より高く背を伸ばし、しっかりを支える「茎」
  • 葉緑体が集まり、効率よく光を浴びる「葉」

の誕生です。

この辺でシダ植物の特徴をまとめてみます。

  • 根・茎・葉の区別がある
  • 「血管」+「骨」の役割をはたす「維管束」を手に入れた。
  • 葉で効率よく光合成を行う
  • 根から水吸収する
  • 種ではなく胞子で子供をつくる。
  • まだ感想が苦手、日陰を好む。

だんだん私たちの知っている植物に近づいてきましたね。

でも種はまだ持っていないんだな~

つぎの進化が気になる。

裸子植物の誕生

今から2.9幾年前植物は考えました。

「もっと陸地の奥まで進出したい」

「重力」を克服したシダ植物でさえまだ克服していない問題がありました。

「乾燥」です。

彼らは胞子で仲間を増やすのですが、発芽するときには水分が必要なのです。

さらに、土の中の栄養もなければ発芽することができません。

これを克服するために植物は「種子」を作るようになりました。裸子植物の誕生です。

種子の中に水分と、栄養を入れることによって発芽の可能性を高めました。

これによって植物は内地へと進出していきました。

なんとなく裸子植物がすごいことはわかっていただけたと思います。

しかしみなさん思っているのではないでしょうか。

・・・

・・・

・・・・

…裸子植物ってどんな植物がいるの?

ですよね。

それでは紹介します。

裸子植物は「松」「杉」「イチョウ」などなど、

あっあの植物もそうですよ。

学校にあったちくちくの葉っぱをもったあの植物です。

パイナップルの木って呼んでましたよね笑

この植物の名前しってます?

「ソテツ」ですね。

そもそもなぜ「裸」子植物というのでしょうか。

「子」が「はだか」の植物・・?

そういうことかというと、子つまり種子になる部分が何にもおおわれることなく、むき出しなのです。

この辺で裸子植物についてまとめていきます。

  • 胞子ではなく種子で仲間を増やす
  • シダ植物より乾燥に強くなった
  • 子(種子)になる胚珠がむき出し

種子ってこんなにもすごかったのか!種子を作ることで「栄養」と「水分」を確保しようとしているのすごいですよ

もうこれ以上進化するところがないのでは・・・?

被子植物の誕生

裸子植物が種子を作るようになり、もうこれ以上進化するところがなさそうな気がしますが・・・

今から1.3億年前被子植物が誕生しました。

被子植物とはその名前の通り、子が「かぶっている」植物です。

何を被っているかというと、子(胚珠)が子房に包まれています。

なるほど!そういうことか!・・とはならないですよね笑

実は「子房」は「果実」になります。

果実を作ることで、動物がそれを食べ遠くへ運んでくれるようになりました。

そうして被子植物はより遠くへ生息地を広げていきました。被子植物は地球上ほぼすべての地域に生息しています。

ぼぼパパの感想

今回は植物の進化の歴史について調べてみました。

当たり前のように植物の変化を紹介してきましたが

一生を同じ場所で過ごし、一歩も動かずに生活をする植物がこんなに大きな変化をすることができるなんて驚きです。

地球が生まれて46億年。植物が誕生して27億年。海から誕生した植物は今や地球上ほぼすべてに生息しています。

その変化の大きさに改めて27億年という長い年月を感じました。

ぼぼパパは、動き回ることができるし考えることもできます。植物に負けてられないな。

しっかり考えて行動して20年後、夢をかなえられるように頑張ります。

みなさん共に頑張りましょう。

それではさようなら~

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