✅ はじめに|なぜ「子どもの意見を全体に伝える」ことが大事なのか?
初任者の先生方へ。
授業中に、発表してくれた子どもの意見を、その子と先生だけのやりとりで終わらせていませんか?
もしそうなら、とてももったいないことをしています。
なぜなら、教室には、誰かの意見を聞いて「なるほど!」と感じる子、
そこからさらに考えを深めようとする子が必ずいるからです。
子どもたちは、友達の考えに刺激を受けて学び合う力を持っています。
これを引き出さない手はありません!
子どもの意見をクラス全体に共有することは、
単に「声を大きくして伝える」という意味ではありません。
クラス全員で考えを深め合うための「きっかけ」を作ることなのです✨
この記事では、
子どもの意見を全体に伝える重要性と、
誰でもできる具体的な方法について、詳しく解説していきます!
✅ よくある失敗|発表が「先生と発表者だけのやりとり」で終わっていない?
私が現場にいたとき、特に初任者の先生の授業でよく見かけたのが、次のような場面です。
- ある子が発表する
- 先生が「うん、いい意見だね」とコメント
- すぐに次の子を指名する
この流れ、
テンポよく授業を進めるために必要な場合もありますが、
毎回このパターンだと危険です⚡
なぜかというと、
ほとんどの子が「聞いているだけ」で終わってしまうからです。
授業は、「聞いて理解するだけ」で本当に力がつくわけではありません。
自分で考え、他の人と比べ、さらに自分なりに深める作業があって初めて、学びが定着します。
にもかかわらず、「発表者と先生だけの世界」で終わってしまうと、
その他の子どもたちは、
✅ 聞いているだけ
✅ 自分の考えを整理する時間もない
✅ 「わからない」と思ってもスルー
という状態になりがちです。
その結果、授業に参加している意識がどんどん薄れていく…。
これは絶対に避けたい状況です!
✅ 子どもの意見を全体に共有する具体的な方法
では、どうすればいいのでしょうか?
元教師の私が実践して効果的だった方法を、具体的に紹介します!
👉 ① 発表後すぐに「同じ意見の人?」とクラス全体に問いかける
発表が終わったら、先生がするべき次の一手は、これです。
✅「今のA君と同じ意見だった人はいる?」
✅「似たような考えを持った人、手を挙げて!」
こう問いかけることで、子どもたちは自分の考えを振り返るチャンスが生まれます。
また、挙手によって可視化されることで、
✅ みんな同じ考えだったのか
✅ 少数派の意見だったのか
が一目でわかり、授業の流れを作りやすくなります✨
さらに、「自分と同じ考えを持っている仲間がいる」とわかると、
子どもたちは安心感と自信を持つようになります!
👉 ② 手を挙げていない子に自然に話を振る
そして、ここがとても重要なポイントです。
手を挙げていなかった子にも、優しく声をかけましょう。
✅「Bさんは、A君と違う考えがあるのかな?」
✅「Cさんはどう思った?」
こうすることで、
「手を挙げなかった=意見がない」と思われがちな子も、
「自分なりに考える」きっかけを持つことができるのです。
もちろん、無理に答えを引き出す必要はありません。
「ちょっと難しいな」と答えてもOK。
大切なのは、
全員に授業の輪に入るチャンスを作ることです。
👉 ③ 「意見を深める質問」を投げかける
さらに授業をレベルアップさせたいなら、
子ども同士の意見をつなげる質問を投げかけてみましょう。
✅「今のA君の意見を聞いて、新しく思ったことはある?」
✅「Bさんの考えをもとに、もっと深められそうな人いる?」
これにより、単なる発表の羅列ではなく、対話的な授業に変わっていきます!
子どもたちは、自分の意見を相手に伝えるだけでなく、
他者の意見を受け取って、さらに自分の考えを広げる力を育むことができるのです。
✅ こうすることで授業はどう変わる?
この方法を授業に取り入れると、こんな変化が起こります✨
🎯 授業が「全員参加型」になる!
全員が自分の考えを持ち、表現する機会が生まれます。
発表者だけが主役の授業ではなく、クラス全体が主体的に学ぶ空間になります。
🎯 子どもたちの「思考の深まり」が目に見える!
友達の意見に触れることで、
✅「自分にはない考え」に気づいたり
✅「自分の考えを言葉にする力」がついたり
する子がどんどん増えていきます!
🎯 授業への「前向きな空気」が生まれる!
手を挙げること、発言することが「当たり前」になるので、
活発で前向きなクラスの雰囲気が自然にできあがります。
結果的に、
✅ 運営が楽になり
✅ 子どもたち自身も授業を楽しむようになる
という好循環が生まれます!
✅ 初任者が意識したいポイントまとめ
ここまで紹介してきた内容をまとめます!
🔵 子どもの発表は、必ずクラス全体に共有すること!
🔵 聞いている子にも「考えを持たせる問いかけ」をすること!
🔵 発表していない子にも優しく話を振ること!
🔵 子ども同士の意見をつなげて対話を促すこと!
最初は、タイミングや問いかけ方に戸惑うかもしれません。
でも大丈夫。
失敗しても、チャレンジしたこと自体が大きな成長です。
少しずつ、子どもたちと一緒に、
**「みんなで考え、学び合う授業」**を作っていきましょう😊✨
あなたなら、きっとできます!
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