雑談が苦手なあなたへ。「コミュ力」は才能じゃない!本で学べる会話の型とは?

人間関係

「もっと上手に話せたらいいのに…」
「上司との会話がうまくいかない…」
「初対面の人と沈黙が怖い…」

こんなふうに思ったこと、誰にでもあるのではないでしょうか。
人間関係の悩みの多くは「コミュニケーション」に起因しているといわれています。
今回は、そんな悩みを解決するヒントが詰まった一冊『雑談の一流、二流、三流』をご紹介しながら、「雑談力=コミュ力」の高め方を深掘りしていきます。


雑談が苦手でも大丈夫!本には「話す力」の型があった!

『雑談の一流、二流、三流』では、雑談には明確な“流れ”があると書かれています。
それは以下の4ステップです。

①はじめる → ②広げる → ③聞く → ④盛り上げる

つまり、ただ適当に会話しているように見える雑談も、実は「型」によって支えられているのです。
この“型”を知ることで、あなたのコミュニケーション力は飛躍的に高まるかもしれません。
まずはそれぞれのステップを具体的に見ていきましょう。


【① 雑談をはじめる】「何を話せばいい?」の不安を取り除こう

会話の最初の一歩。「話しかける」ことが一番のハードルだと感じている人は少なくありません。
「何を言えばいいの?」「相手に迷惑じゃない?」そんな思いから、なかなか口が開けないこともありますよね。

この本では、雑談の始まりには“問いかけ”や“共通の話題”を使うのが有効だとされています。
たとえば「最近、映画見ましたか?」や「この辺りのお店って詳しいですか?」など、相手が答えやすい質問を投げかけること。これが会話の入口になります。

特別に面白いことを言う必要はありません。大切なのは、「自分から話しかける」姿勢です。
会話をスタートできれば、次の展開につなげる土台ができます。
一言の勇気が、関係性を大きく変える一歩になるのです。


【② 雑談を広げる】共通点を見つけるのが雑談のコツ

会話をはじめたはいいけれど、すぐに話題が尽きて沈黙になる…。
この「沈黙の恐怖」に悩む人は多いでしょう。

本書では、雑談を広げるためには「共感ワード」を織り交ぜることが大切だと述べられています。
「わかります、それ私も感じます」「実は私も同じ経験があって」など、相手の話に“乗っかる”ことで、自然と話題が膨らんでいきます。

また、相手が話してくれた内容を少し掘り下げて「それってどういうことなんですか?」と聞き返すのもテクニックの一つ。
雑談は“話す”ことより“話題を引き出す”ことの方が大切なのです。

小さな共通点がつながりを作り、それが次の雑談にもつながっていきます。
広げ方をマスターすれば、沈黙の恐怖はなくなります。


【③ 相手の話をしっかり聞く】“聞く力”がコミュ力の核心!

コミュニケーションというと「話す力」に目が行きがちですが、実はもっと大切なのが「聞く力」です。
ただ黙って頷くだけでは「聞いている」ことにはなりません。

本書では「相手の話にリアクションを返す」「要点を繰り返す」など、アクティブ・リスニング(能動的傾聴)の重要性が説かれています。
リアクションがあると、話し手は安心し、どんどん会話を続けたくなります。

聞き方一つで、あなたの印象がまるで違ってきます。
「この人と話すと心地いいな」と思ってもらえれば、関係性が自然と深まります。

会話はキャッチボール。相手の言葉をきちんと受け止め、丁寧に返すことで、信頼が生まれます。
聞く力こそが、真のコミュ力と言えるでしょう。


【④ 会話を盛り上げる】「へ~」で終わらせないひと工夫

一生懸命聞いたのに、返ってくるのは「へ~」だけ…。
そんな会話、ちょっと寂しいですよね。

雑談を盛り上げるには、相手の話に「感情」や「驚き」を乗せてリアクションすることが大切です。
「え、それすごいですね!」「うわ~、それ私だったら焦ります!」など、感情を乗せるだけで空気は一気に変わります。

また、話題を発展させる質問を返すのも効果的です。
「それって他にもありますか?」「どうやって知ったんですか?」といった質問は、相手に“もっと話したい”と思わせる力を持っています。

雑談は相手の気持ちを盛り上げる時間です。
ただ情報をやりとりするのではなく、「楽しい」「もっと話したい」と感じてもらうことが、最終的なゴールになります。


【⑤ 自分の「雑談スタイル」を見つけよう】人と比べない雑談力の育て方

多くの人は「うまく話せるようにならなきゃ」と思って、自分にプレッシャーをかけすぎています。
でも実は、雑談には“あなたなりのスタイル”があっていいのです。

無理に明るく振る舞う必要も、無理に面白いことを言う必要もありません。
あなたの「聞く姿勢」や「丁寧な言葉遣い」も、立派なコミュニケーションの力です。

本書にある“型”はあくまでベース。そこにあなたらしさを加えていくことで、唯一無二の雑談力が育っていきます。
日々のちょっとした会話の中で、「今の話し方どうだったかな」と振り返る習慣を持つのもおすすめです。

「型」を知り、「あなたのスタイル」で活かす。
それこそが、真の雑談力を手に入れる近道なのです。


まとめ:雑談には“型”がある!知れば怖くないコミュニケーションの第一歩

  • 雑談には「はじめる→広げる→聞く→盛り上げる」という流れがある
  • 話しかけるコツ、広げるテクニック、聞き方の工夫、リアクションの重要性を理解しよう
  • 自分なりのスタイルで、“雑談力”を育てることができる
  • 雑談の力は人間関係を好転させ、人生を豊かにするスキルである

『雑談の一流、二流、三流』は、コミュ力を高めたいすべての人におすすめの一冊です。
“雑談が怖くなくなる日”は、意外とすぐそこかもしれません。

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