【新刊のお知らせ】「先生、その一言に傷つかなくていい」|子どもの「うざい」に傷つかずに済む”技術”を、辞典にまとめました

元教師のアドバイス

いつもぼぼパパブログを読んでくださって、ありがとうございます。

今日は、新しいKindle本を出したご報告です。

『先生、その一言に傷つかなくていい――教室の「困った言葉」切り返し辞典30』

たった2文字に、放課後まで引きずった話

先生をやっていると、子どもから思いがけない言葉が飛んできます。

「うざい」「きもい」「なんで俺だけ」「前の先生のほうがよかった」。

どれも、たった一言です。声だって小さかったりします。聞こえなかったふりだって、できるはずなんです。それなのに、その一言がなぜか一日中、いや放課後になっても頭から離れない。誰もいない教室で、「自分は先生に向いていないのかもしれない」と、本気で考え込んでしまう。

私にも、そういう時期がありました。

でも今なら、あの頃の自分にこう言えます。その言葉に傷ついたのは、あなたが弱いからじゃない。子どもの言葉を、正面からちゃんと受け止めているからだ、と。

いい加減に聞き流している人は、そもそも傷つきません。真面目に聞いている先生だけが傷つくんです。だからこの本は、あなたの真面目さを直す本ではありません。真面目なまま、傷つかずに済む「技術」を渡すための本です。

切り返しは、性格ではなく「フォーム」

この本でいちばん伝えたいのは、切り返しは人格ではなく技術だ、ということです。

ボクシングで考えると分かりやすいと思います。パンチをよけたり受け流したりできるのは、心が強い選手ではなく、ガードを習った選手です。ガードは才能ではなく、フォームです。フォームは、覚えれば誰でも使えます。

教室の言葉も、まったく同じでした。「うざい」への返し方、「なんで俺だけ」への戻し方、「どうせ無理」の受け止め方。全部に、フォームがあります。私は10年間先生を続けて、担任も何年かやりながら、たくさん言葉に殴られて、そのフォームを一つずつ覚えてきました。

先に覚えてから教壇に立てていたら、どれだけ楽だっただろう。そう思ったので、後から来るあなたに、先に渡しておくことにしました。

この本の中身

本書は、教室で飛んでくる「困った言葉」30場面を、辞典の形にまとめたものです。1場面は5分ほどで読めて、それぞれこんな順番で書いています。

  • 教室で――「あるある」と思える場面の再現
  • 子どもの側で起きていること――その言葉の裏側を翻訳する(ここが本書の心臓部です)
  • やりがちなNG――善意でやってしまう逆効果と、その理由
  • OKな対応――守るべき原則と、具体的な動き
  • そのまま使えるセリフ――明日、そのまま口に出せる長さで
  • 翌日のフォロー――その場しのぎで終わらせない次の一手

章立ては、次の5つです。

  • 第1章 先生を試す言葉――「うざい」「死ね」、揚げ足取り、「前の先生のほうがよかった」、ウケ狙い、無視、脅しの言葉など8場面
  • 第2章 指示が通らない場面――「あとでやる」「なんで俺だけ」「なんでやらなきゃいけないの?」など7場面
  • 第3章 SOSが混ざった言葉――「どうせ無理」「学校つまらない」「家に帰りたくない」など8場面
  • 第4章 先生が失敗した後の言葉――怒鳴ってしまった翌日、「先生それ間違ってるよ」など4場面
  • 第5章 職員室と保護者からの一言――「私の若い頃はもっと大変だった」「先生はまだお若いから」など3場面

いちばん書きたかったのは、第3章です

30の切り返しを並べておきながら、私がいちばん大事にしたのは、「切り返してはいけない言葉」を扱った第3章でした。

教室で飛んでくる言葉の中には、とげとげしい形をしているのに、中身は助けを求める信号、という言葉があります。そういう言葉に切り返しの技術を使うと、信号ごと踏みつぶしてしまう。だからこの章だけは、言い返す技術ではなく、受け取る技術を書きました。

どの言葉が信号なのかを見分けられること。それも、あなた自身を守る技術のうちだと思っています。この本を、ただの「論破本」にしたくなかった。第3章は、その良心のつもりで書きました。

こんな先生に読んでほしい

  • 子どもの一言を、放課後まで引きずってしまう
  • 何か言われたとき、いつも「うまく返せなかった」と後悔する
  • 真面目に向き合っているぶん、言葉に消耗している
  • 教室で子どもたちに「試されている」気がして、気が抜けない
  • 大声で叱るのは違う気がするけれど、流し方も分からない

逆に、もう何を言われても動じない域に達しているベテランの先生には、知っている話が多いかもしれません。この本は、あの頃の私と同じ場所で立ちすくんでいる、若手の先生に向けて書きました。

🎁 7月21日から、5日間だけ無料です

発売を記念して、7月21日(火)の夕方から7月26日(日)の夕方まで、5日間限定で無料でダウンロードできます。

  • 通常価格:480円(コーヒー1杯分です)
  • Kindle Unlimited対象:読み放題に入っている方は、期間に関係なく無料で読めます
  • スマホのKindleアプリでも読めます(専用端末は不要です)

この5日間はタダなので、少しでも気になったら、この機会に手元に置いておいてください。「今まさに困っている場面」のページだけ開く、という読み方で大丈夫です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

先生、その一言に傷つかなくていいんです。あなたはただ、誰よりもちゃんと聞いているだけなのだから。この本が、明日の教室で「1回だけ試してみよう」と思えるフォームを、一つでも渡せたら嬉しいです。

読んでくださった方は、AmazonのレビューやX(旧Twitter)で率直な感想をもらえると、今後の励みになります。それでは、今日もおつかれさまでした。

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